地方創生が生み出す5層のペルソナ
特定地域でプロデュース業を3年以上継続しているときに最も恐ろしいのは、地域からのルサンチマンだ。
とある地域において、2回ほど開示請求を受けたこともある。ピュアホワイトな行政とのやりとり(契約書、納品物、請求書など)を提出し、もちろん何も問題なかった。
過疎地域での行政上はそもそも利益が出ない構造。儲かるとでも思っているのだろうか...。
疎になることで経済合理性が薄くなっているところに、新しい事業を生み出すわけだから簡単なことじゃない。
地域の微力を集積する営みは、自身のアフターファイブと休日の時間を捧げ、地域内外の方との協働を促進させることになる。地域の多様な課題と向き合い、当該課題に対し、自身が内発的な動機を抱けるかどうかもとっても大切。なんか、僕のことを聖人のように投影する人もいるから、弧を抱えていくことになる。
地方創生事業をやっていると生み出される5層のペルソナを紹介しよう。
- 新聞などで形成される聖人ペルソナ
- 統計を駆使した脚本に基づくプロデューサーとしてのペルソナ
- 大企業の社員としてのペルソナ
- 地域で不動産を持ち、事業展開する地域プレイヤーとしてのペルソナ
- 地域フィクサーのファミリーとしてのペルソナ
これらを展開されることで、地域からルサンチマンが生み出されるし、打ち消されることにもなる。
新聞などで形成される聖人ペルソナ
地方創生をやっていると、顔出しで新聞とか、WEBメディアとか、TVとかに露出することになる。大抵、美しいストーリーによる役回りの象徴として扱われるので、それをみた人々から聖人のようなイメージで扱われることになる。最初は応援してもらえることが多いけど、3年目以降で事業がうまくいき始めるとヤッカミが生まれ始める。
統計を駆使した脚本に基づくプロデューサーとしてのペルソナ
議会の質疑に耐えうる根拠付きでプロジェクトのマスタープラン(脚本)を作り、謎の慣習に囚われずにプロジェクトを進行してく。主に行政の方から見えるペルソナになる。補助金を融かして、キレイな報告書を作るだけのコンサルが多いので、ちゃんと成果を生み出し、その成果に対して責任を持つことをちゃんと理解してもらうことが大切。志がある行政マンが担当の間はいい感じなんだけど、熱意が低い行政マンが担当になると統計などに基づく根拠を提示し続けることになり、新しいことに注力するリソースが減っていくことになる。
大企業の社員としてのペルソナ
直接担当ではなく、書面上の決済などでやりとりをする行政の人や議員に対するペルソナ。とある企業の名刺を持っていることでなぜか安心してもらえる。不思議である。このペルソナは、住民にはあまり見せないほうが微力を集積していくには良いと思う。
地域で不動産を持ち、事業展開する地域プレイヤーとしてのペルソナ
地域でバリバリ活躍している経営者から見た時に、税金由来の仕事ばっかりしていると「あいつは、行政とうまくやっているだけで云々」と評価され、協働し何かを生み出すというレベルでの関係性構築が難しくなる。そこで、自身でお金を調達し、不動産を持つレベルで地域産業のイチプレイヤーになることが対等に扱ってもらうための秘訣だと思う。経営者たちからは良い評価につながるが、うがった目で見てくる人からはヤッカミをもらう。
地域フィクサーのファミリーとしてのペルソナ
地域には多様な人の集まりがある。その中で、その人のパワーを継ぎたいと思える人と出会い、協働し、信頼を勝ち取り、ともに地域を良くしていくことにコミットしていくことが大切だと感じる。これはいわゆるダンナ文化で、すごく俗人的でユニークだから、一般化は難しい。地域フィクサーがバックにいてくれると、何かを始めるときにあらゆることが応援してもらえるようになる。地域フィクサーを信じている人からは、応援をもらえるのでとても嬉しい。
地方創生で、当該地域に複数年コミットしていくと上記のペルソナが生み出されていく。自分自身の想いはどうであれ、周りが描くペルソナがあった上でのやり取りとなる。
聖人でもないし、コンサルでもないし、大企業でもないし、イケイケドンドンの起業家でもないし、フィクサーでもない、そんな等身大で語り合える人間関係を持てていることがバーンアウトしない最大のポイントでもある。上記ペルソナが剥がれた等身大の都丸一昭と向き合ってくれる人と真の協働ができている気がする。
なので、上記5層ペルソナが剥がれた状態で付き合えている人、これからも仲良くしてください!おねがい、おねがい。
いろんな集積でハートになる。