社会課題解決と稼ぐこと

上場を志向している友人から、「それだけ能力あるなら、がっつり稼いでその一部を公益団体に寄付して、社会課題解決(コトハバ)を辞めたほうがインパクトあるんじゃね?」って、何回か言われたことがある。

この問いに即答できず、モヤモヤしていたけど、齢44にして言語化にトライしてみる。

Q「何故、社会課題解決に資する事業活動をしているのですか?」

1点目:寄付先が本質的な社会課題解決活動をやるとは限らないなら、自らもしくは仲間と取り組みたい。

自身でも、子育て期の女性エンパワーメント、子宮頸がんの予防啓発、学童、子どもの居場所事業などの事業主体としてのなんだかんだ言ってのべ10年ぐらい取り組んできた。結局、インパクトの範囲は局所的でしかなく、かつ、その局所での出会いの価値を信じ、最大化するしかない。眼前の事案に手を差し伸べることにこそ、希望があると感じるし、本質的社会課題への接続性を信じることができると思う。 公益法人への寄付が落ちるのは、現場の活動団体。それなら、自らか、仲間とやりたいんだよあなぁ。

2点目:第2宇宙速度を志向する成長宗教には入信できない

とあるチャットツールの創業者が上場後、過疎地にコミュニティを形成しようとしていた。法人からは降りていて、話を聞いていて可哀相だった。規制緩和の機に乗じてめちゃ稼いでバイアウトした経営者が財産をコミュニティに捧げ、コミュニティから疎外されていた。地球から遠ざかるような大きな理想を志向し、内発性との接続ができるような本願を僕は持ち合わせていないので、自身の円環の範囲で人間として生存したい。

3点目:法人の存在価値追求こそが社会貢献

そもそも社会貢献的なヴィジョン・ミッションが埋め込まれていれば、その事業を追求することが社会貢献になる。天候リスク、災害リスク、エネルギーリスク、資源枯渇などの外部環境で生き残るためには、地球資源への配慮は必然。社会との接続を断ち、経済合理性のみを追求している法人はダサいので僕はやれない。

4点目:動脈的でもなく、静脈的でもなく、円環であるべし。

ヴィジョン・ミッションの発想において、円環でないものはダサい。よく動脈的な企業活動を通じて生まれたウンコに対し、静脈的に解決するNPO活動をよく見かける。それって、そもそも地球の循環に組み込めないようなウンコを発生させないような事業活動に転換してほしいなって思う。円環発想で、あり方を決めたいよね。

5点目:社会課題解決は公助を主とし、不足は自助と互助で何とかすべし。

10期を終えて、消費税とかをドカっと払うときに行政に託している感が生まれる。あとは、行政機構の責任で地域課題解決に取り組んでほしい。とはいえ、新規性があったり、未発見の領域においては行政が対応不能なので、自助と互助で何とかして、公助がそれを支える官民共創スタイルに移行するのが望ましい。

以上の理由から、社会課題解決に取り組みながら、事業でも稼ぐ両輪で生きているんだなぁと。

我ながら、ややこしい。協働する仲間たちにわかってもらえるぐらいには言語化していく!のだ。

代掻き後の五郎兵衛新田での日の出

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